大野城市福祉まつりと大刀洗平和記念館と人工妊娠中絶

受容ネットのメンバー、KANAdayちゃんママのお誘いで「大野城市福祉まつり」に息子と行って来ました。

KANAdayちゃんママが運営しているダウン症子育てサークル「Sunny!!」が、このイベントにブースを出して写真展やクッキー販売などをやっていたからです。

くわしい様子はこちらのSunny!!のサイトの記事で。

ブースには、受容ネットが載ったチラシも置いてありました。

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掲載内容については前もって相談をもらってたんですが、実物を手にとってみると、なかなかの出来でした。私には真似できないポップなデザインがいいなぁと思いました。

そのあとは筑前町立大刀洗平和記念館へ。

戦争オタクの息子、今回で2回目の来館です。療育手帳を忘れてたんですが、スマホの画面に手帳の写真を出して見せたら、気持ちよく障害者料金の300円+300円にしていただきました。感謝。

ゼロ戦の実機が展示してあるんですが、その横には栄21型というゼロ戦用エンジンも置いてあります。私はスペックオタクなので、「空冷星型 14気筒 OHV 27.9L、ボア130mm、ストローク150mm、遠心式過給器、出力1070HP / 2700rpm」という記述に一人もだえていました。機体の設計が三菱ってのは有名ですが、エンジンの開発・製造は中島飛行機って会社なんですね。あとで調べてみたら富士重工(スバル)の前身なんですと。以前インプレッサに乗ってただけに感無量。

一方息子は、ゼロ戦には大して興味を示さず、大きな年表に張り付いて、主な大空襲の日にちをメモしたり、大刀洗飛行場への大空襲のとき、頓田の森で30名を超える小学生が集団爆死した資料や、撃墜されたB-29乗組員の遺影などを熱心に見ていました。

最近私は、出生前診断とそれに続く選択的人工妊娠中絶について、当事者である息子がどう感じるのか知りたいと思っています。帰りの車中で、命の話ついでに、この話題を振ってみました。まずは出生前診断は置いといて、望まない妊娠で人工妊娠中絶をするカップルが居ることを話してみました。かなりショックを受けたように見受けられました。私の説明の偏りや誘導尋問的な部分もあるでしょうが、彼は「胎児は人と思うし、中絶は一種の人殺しだから、自分は絶対イヤだ」と珍しくはっきり自分の意見を言いました。

さらに説明を進めて「出生前診断で胎児がダウン症と分かったら中絶を選ぶカップルがいるんだよ」と彼に言うことは、とてもじゃないけど私にはできませんでした。

岩元綾さんは、ご自分の言葉で出生前診断に反対されています。ひとりでも多くのダウン症者が、反対の声を上げることができたら、いつか息子もその一人に加われたら、と私は願っていますが、その日はいつになるんでしょうか。

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コメント

  1. アップ君一家全員風邪で、福祉祭りいけませんでした。息子さんにも会いたかった!

    帰りの車中での会話、とても興味深いですね。実際にダウン症を持って生まれてきた子どもたちが、自分の人生をどう思っているのかを聞いてみたい。もしアップ君が大きくなって、”俺は幸せだよ”と言ってくれたら泣いてしまうかも・・・

    それにしても息子さん戦争オタクなんですか。年表メモ取りするなんて、健常の子でもなかなかできないですよ。すごい!

    • iwamasa より:

      あ! 大事なことなのに書き忘れてました!
      息子は「生まれてきてよかった。生活は楽しい」と明言しましたよ。

  2. kanaday より:

    ありがとうございました〜!
    息子さんにもお会いできて嬉しかったです(o^^o)‼︎

    ダウン症のイメージ、福岡から変えていけたらいいですね☆

    そのための知恵を貸してください(*^_^*)

    • iwamasa より:

      そうですね、福岡には変えていけるチカラありますよね。

      一緒に考えていきましょう!

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